2017年 07月 27日
なかなか痛んでます |
ミッションオイルを交換しようとドレンボルトを外すとピシャーっとガソリンが混じったシャバシャバのオイルが出て来たKさんのPX。こうなったらエンジン分解するしかございません。
いきなり分解後のケースですが、別に洗浄した訳ではございません。 ケース内はドレンホール付近に少し汚れがあるだけで他はガソリンで洗浄された状態です。
このギヤも外したのを撮影しただけです。 オイルっ気がほぼなく、どちらかと言えば乾いてる状態です。
潤滑されずに洗浄されてたのでスパイダーも見事な状態。
よくこれでギヤ抜けしてなかったなと感心します。
クランクシャフトに付くオイルポンプの駆動ギヤも摩耗してます。 コレはガソリン混入関係無しにある程度乗るとなります。
ピストンには焼け傷が。
反対側も少しですが焼け傷あり。
ガソリン混入の原因かと思われるのはクランクシャフトでした。 シールのリップ接触面がかなり摩耗してました。 写真では分かりづらいですが段付で摩耗してます。
何を一緒に回してしまったのか不明(ミッションオイルを抜いた際に出てしまったのか、 エンジン分解後それらしい物は見つかりませんでした)ですが傷だらけです。
キックギヤのバッファーゴムもガソリンの影響で肥大してます。 左が入ってた物、右は新品です。 肥大してるゴムは新品と比べるとかなりくにゃくにゃした状態でした。
クラッチのフリクションプレートの爪も痛んでます。 通称COSAクラッチと呼ばれるクラッチはこの爪と 後で紹介しますクラッチプレートの爪の痛みで クラッチを切った時に結構な音が出ます。
クラッチプレートの爪。 段付で痛んでますね。
写真を写してた物だけをご紹介しました。これら意外にもチョコチョコと痛んでおります。 Kさーん、こんな感じになっております。ただいま急ピッチで取りかかっておりますのでもう少しだけお時間ください!
by 80blog
| 2017-07-27 01:10
| 整備日記